管理人のもずは職業上、化学系や電気系の資格を複数保有しています。
特によく聞かれる資格として「危険物取扱者」について、どのような資格か、管理人自身が実施していた勉強方法と一緒に紹介したいと思います。
危険物取扱者について
危険物取扱者は化学工場やガソリンスタンドなどにおいて、危険物の取扱や定期点検、または保安業務を実施します。
取扱者の中にも分類があり、大きく分けると「甲種」、「乙種」、「丙種」に分けられ、下記のような区分になります。
- 甲種:全種の危険物の取扱、定期点検、保安の監督が可能
- 乙種:指定の類の危険物について、取扱、定期点検、保安の監督が可能
- 丙種:特定の危険物(ガソリン、灯油、軽油、重油など)に限り、取扱と定期点検が可能
上記に挙げた中でも、特にガソリンスタンドなどで重宝する「乙種第4類」が人気の資格となっており、「乙4」の略称で有名となっています。
乙種ってどんな種類があるの?
乙種には1類〜6類まであり、それぞれ取扱ができる物質が異なります。
免状の種類 | 取扱のできる危険物の種類 |
乙種 第1類 | 酸化性固体 |
乙種 第2類 | 可燃性固体 |
乙種 第3類 | 自然発火性物質および禁水性物質 |
乙種 第4類 | 引火性液体 |
乙種 第5類 | 自己反応性物質 |
乙種 第6類 | 酸化性液体 |
資格試験の形式は?
乙種の場合、5個の回答から1つを選択する「五肢択一式」となっています。
この形式の問題が全部で35問あります。
35問の内訳は下記の通りとなります。
- 危険物に関する法令:15問
- 基礎的な物理学及び基礎的な化学:10問
- 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法:10問
試験時間は2時間もあり、難問が出るように思われますが、時間はすごく余ります。
きっと「時間はあるから落ち着いて考えてね!」っていう配慮ですね!
また、乙種では該当者に対しては免除制度もあるため、申し込む前に該当するかチェックした方がいいとおおいます!
どんな対策をしたの?
実は管理人「乙種4類」の試験に1回だけ落ちてしまっています・・・。
なぜ落ちたのか?その原因ですが、1つに集約されていました。
「変な参考書を選んでしまった。」
ただこれだけです。
当時、初めて受験する試験だったため、「ムダに解説が詳しく、情報量が多い分厚い参考書」を手に取ってしまいました。
今になって冷静に考えると、35問の試験に対してインプットを過剰にしすぎたことが原因だったとすぐにわかります。
したがって、2回目の受験時には「要点が抑えられた薄めの参考書」を手に取り反復することで知識を深めました。
これは、他の免状を受験する際も有効な方法でした。
また、必須ではありませんが「過去問を全く解いていなかった」ことも敗因の1つと考えられます。
その理由として、実際に試験を受けるとわかるのですが、「類似問題」や「数が一部変わっただけの問題」が多数出ており、過去問を解いているとすぐにわかるような出題がされていました。
上記2つを認識しておくだけでも効率がグッと上がるかと思われます。
おすすめの参考書
管理人が2回目に使用した参考書と過去問題集のリンクを貼っておきます。
こちらは毎年最新版がでているため、必ず最新版がないかをチェックすることをオススメいたします。
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ユーキャンの本は初学者に対してもわかるように優しく書かれており、回りくどい説明がないためオススメできます!
また、予想模擬試験もついており、実際に解いてみましたが本番に近い形式と難易度でした。
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こちらの本は過去問題集になります。
時間がない場合は、特に直近の5年分を実施するといいと思います。
まとめ
危険物取扱者の乙種4類は、落ち着いて対策をすれば誰でも受かる試験だと思います。
資格試験や勉強全般に言えることですが、自身の型にあった学び方をすることで本領を発揮できると考えております。
この記事が少しでも参考になり、皆様が「乙4合格」を達成できればと思います。
試験がんばってください!